注文住宅で洗面所と脱衣所を分けるデメリットとは？

注文住宅の間取りを考えるとき、脱衣所と洗面所を同じ空間に作るのが良いのか、それとも独立型が良いのか悩む人は多いのではないでしょうか。両者を分けるメリットは混雑を避けやすい点や洗面所に生活感がでにくい、そして収納スペースが増えるのですっきりできるなどが挙げられます。最近は、来客にも手洗いやうがいなどを行うために洗面所に案内することが多くなっているので、独立している場合は生活感をお客さんに与えることがないなどのメリットもあります。注文住宅の家づくりは予算が決まっているので、独立させることで予算オーバーになっては困ります。

一体型なら予算内に入るけれども独立させると予算オーバーになる、これでは独立させる意味も薄れがちです。そもそも洗面所と脱衣所の空間を２つに分離させれば床面積が余計に必要ですし、扉や照明器具などの設備も必要になって来ます。一体型の場合は、照明器具や扉は１つあれば良いけれど、分離させればそれぞれの空間に必要です。そのため、注文住宅の家づくりでは家全体の面積とのバランスを考えて独立させるべきか、これを検討することが重要です。

独立型洗面所は家族が多いとき、混雑を避けやすくするといったメリットがありますが、子どもが成長して独立するとその時点から洗面所と脱衣所を分ける必要性がなくなります。ただ、子育て期にストレスを感じることなく生活をするといったときには独立している方が活かされるので、将来リフォームしやすいよう工夫を行うことをおすすめします。