家族の生活の変化を考えた注文住宅の家づくり

注文住宅の家を建てるときは小さかった子どもも、成長が早いので思春期を迎えることになると一人の時間が必要になって来ます。大人についても、注文住宅の家を建てるときは足腰ともに丈夫で健康だったけれども、歳を重ねるごとに老化が生じ衰えて来るので2階の移動はもちろん、3階建ての住宅になると移動が辛くなることも少なくありません。将来の生活を考えると、子どもは一人部屋が必要になりますし、大人は生活しやすい環境が必要になるなど、将来的なことも意識しながら注文住宅の家づくりが必要です。家づくりの段階から子ども部屋を用意しておけば問題はないけれど、生まれたばかりの乳幼児はこのような部屋を作っていても親と一緒に過ごす時間の方が長いので、思春期を迎えるころまでは空き部屋になりがち、これを考えると当面は不要なので間取りから省く考え方もあります。

将来部屋が欲しいとなったときリフォームで作れば良いと考えていても、リフォームのしやすい家にしておかないと予想外の出費がかかることもありますし構造的に部屋を作れないなどのケースもゼロとはいい切れません。注文住宅の家を建てるとき、耐力壁が外側に設置されている作りにしておくとリフォームの難易度は下がるといわれています。地震や台風などの強風による横方向からの力、水平荷重に耐えることができる力を持つ壁が耐力壁です。耐力壁の量は構造計算で算出されるものですが、家の大きさや重量などにより量も変化します。

なお、リフォームしやすい家は住宅を支えている耐力壁は外側に設置されるケースが多いので、間取りの変更がしやすいとされます。

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